2022.01.22
古い車を受け継ぐ
コツコツ美しく🔨のセイコー自動車です。

↑ ↑ こちらは、創業者の父がレストアしたMGです。
父は、60代後半に、第一線を退き
フレームからこの車をレストアしました。
若い作業者に、修理の工程を教えていきました。
そして、この車が完成する直前に過労で倒れ、死の淵をさまよいました。
ぼくにとっては、とっても重い車です。
父が命がけで仕上げた車。

僕が受け継ぎ、そして僕の次の代に受け継ぐべき車。
しかし
放っておくとどん劣化してしまう現実。

『なんとかしなければならない』
日々自動車の修理をしている自分でもそうなのに
古い車を維持されているオーナーの皆様も同じ様な想いをされている方
が多いいのではと思います。
古い車を維持する事は、想像以上に大変です。
でも
自動車を道具としてだけでなく
父との思い出、そして文化的な遺産と考えると。
この車を次の世代に伝えていきたいとも思います。
次のオーナーに引継ぐ時まで、少しでもいい状態を維持していく。
ヨーロッパでは、おじいさんやお父さんから引き継いだ車を
子や孫が大切に乗り続け、
そしてその車をメンテナスする環境が整っているとお聞きします。
そんな想いが大切にされる時代が来るといいなと思います。
今は、コロナで会えませんが、

いつかまた、父とMGでドライブ出来れば嬉しいです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。