2023.02.14 日々のこと

商人は水であれ

コツコツ美しく🔨の㈱セイコー自動車です

日本を代表する商社である

伊藤忠商事株式会社 代表取締役CEOの

岡藤正広氏は、「商人は水であれ」を自身の哲学とされています。

「お客様に合わせて丸にでも四角にでもなれる、それがプロというものだ」

と述べられております。

振り返る事、30数年前

大学を卒業して、地元の銀行に就職しました。

そこで、初めてお仕えした上司は

自宅から、徒歩5分の所にお住まいで

最初の訓示で

「今日から、お前を我が子と思って接する、心して仕事をする様に」

と言われました。

その上司の方には、お子さんがおられませんでした。

最初は、どの様な意味か全くわかりませんでした。

まず最初の仕事は、

目の前に

伝票の束を置かれて、

ソロバンで計算するとゆうお仕事でした。

来る日も 来る日もソロバンを入れますが

毎回 答えが異なります。

上司からは、

「こんな新入社員は初めてだ!! 明日から早朝特訓だ、と言われ特訓が始まりました」

幸か不幸か、上司の自宅は、徒歩5分

朝 4時に上司の自宅に伺い

そこから、銀行に出勤

5時前からのソロバンの特訓が始まりました。

それでも、計算は合いません

罵倒され、居残り特訓がはじまりました。

今では考えられませんが

早朝から、深夜まで

ひたすらソロバンを入れ続ける日々が続きました。

当時は、

上司を恨んでおりました。

と同時に、

いつまでこんな生活が続くのか

とても不安な日々を過ごしておりました。

ある日、

あまりにも仕事ができないので

真夏の炎天下の中

屋上に立たされた事もありました。

今振り返ると

本当に鍛えて頂いたと感謝すると同時に

よく頑張ったな と思います。

自動車の修理業界に入っても

とても厳しい先輩方や、

灰皿が飛んでくる、ディーラーの社長さんに

随分と鍛えて頂きました。

弊社のベテラン社員も

皆 同じ様な経験をして、育ってきています。

このような事が、正しいとは思いません。

今の時代、到底受け入れられない事だと

思います。

ただ 懐かしい思い出と同時に

一つずつ真摯に対応していく事で

自分の力が磨かれていったのだと思います。

今日も 目の前の仕事に真摯に向き合っていきたいですね。

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